岩盤浴はゆったりじんわり汗をかくことができ、とても気持ちが良い健康法のひとつです。
たくさんの岩盤浴施設があり、使用されている石や温度設定は施設によってさまざまです。
石の種類や温度設定によって効果の違いはあるのでしょうか?
岩盤浴の温度と湿度
岩盤浴施設は全国各地にありますが、温度と湿度設定は施設によって違います。
とても熱く感じる岩盤浴もあれば、少し物足りなさを感じる時もありますよね。室温はおよそ35℃~45℃、湿度はおよそ50〜70%に設定されているところが多くなっています。
汗をかくのにある程度の温度と湿度が必要です。
しかし、温度・湿度ともに高ければ高いほど良いというわけではありません。
高温多湿だと最初に汗はたくさん出ますが、息苦しく感じたり、長時間の入浴は疲労につながり、せっかくの気持ちの良い岩盤浴でのリラックス効果もあまり感じられなくなってしまいます。
また、熱さの感じ方には個人差があります。季節やその日の体調によっても感じ方は違うので、自分に合った温度・湿度設定をしている岩盤浴を探して利用するのが良いでしょう!
おすすめ

岩盤浴を利用してもなかなか汗が出にくいという方や冷え症の方、またカラダが冷えきって汗が出にくい冬場には、湿度を少し高めに保っている施設を利用してみてください。
多湿だとかいた汗が蒸発しにくいため、カラダの熱を逃しにくく、汗をかきやすくなりますのでおすすめです。
岩盤浴の石の種類

岩盤浴の石は全国各地で採取された鉱石が使用されており、施設によってさまざまな種類が使用されています。
温めることで遠赤外線・マイナスイオンが放出され、カラダを内部から温めることができ、リラックス効果が期待できる点は共通していますが、成分に違いがあったり、それぞれの成分の含有量が少しずつ違います。
たとえば、よく知られているブラックシリカは北海道上ノ国町でしか採れない貴重な鉱石です。遠赤外線とマイナスイオンの作用が強いと言われています。また、数億年をかけて蓄積した珪藻類が隆起した鉱石のため、多くのミネラル成分が含まれています。
宮崎県の高千穂地方でしか採れない天照石は、二酸化炭素の含有量が多いと言われています。また、細胞を活性化させる光線を放出しているとも言われています。
使用されている石によってそれぞれ特徴があり、違いがあるため汗の出方や感じ方、また効果にも少しずつ違いが出てきます。異なった石を使用しているいくつかの施設を利用し、自分に合った施設を選ぶと良いでしょう。
岩盤浴で使用されている鉱石

天照石
木紋石
長命石
貴陽石など
まとめ
岩盤浴の温度と湿度設定は施設によって違います。また使用されている石も施設によってさまざま。
それぞれの特徴によって効果に少しずつ違いがあるため、自分に合った施設を選んで利用すると良いでしょう。