iPhoneを長く使用していると、特定は出来ないけれども調子が悪いと感じられる事もあるかと思います。
Andoroidの一部の機種ではシステムから一通り動作のセルフチェックを行える機能のある端末もありますが、iPhoneにはそういった機能がありません。
ですが箇所別にチェックする方法はありますので、今回はその方法を紹介させて頂きます。
画面タッチチェック方法
画面の動きが悪かったり、一部タッチが効かない、または画面タッチがそもそも効かない場合はまずは再起動を試してみましょう。
ホームボタンのあるiPhoneであれば電源ボタンの長押し、Face ID搭載モデルのiPhoneであれば電源ボタンと音量ボタンのどちらかを同時に長押しすると、スライドで電源オフが表示されますので、一旦電源を切って電源を入れなおしてみて下さい。
タッチが効かない場合は電源オフが表示されても電源を切る事が出来ませんので強制再起動を試してみましょう。強制再起動のやり方は次の通りです。

- 音量を上げるボタンを押してから素早く放す。
- 音量を下げるボタンを押してから素早く話す。
- 電源ボタンを長押ししてAppleのマークが表示されたら離す。
タッチ操作が可能であれば全体的にタッチが効くか確認する方法として、ホーム画面のカスタマズでアプリの位置を移動できる状態にして一つのアプリを指で移動できる状態で画面全体に移動させられるか確認します。
この時にタッチが効かない場所があるとアプリが元の位置に戻ってしまうのでタッチの効いていない場所がある事がわかります。
アプリを移動させる方法以外にもAssistiveTouchをオンしてしている場合であれば仮想上のホームボタンが設置されますので、アプリの時と同じ様に画面全体に移動させてみて、元の位置に戻ったりすればタッチが利かない場所がある事が確認出来ます。
一部タッチが効かなかったり、再起動や強制起動を試したけれどもタッチが改善しない場合は画面に問題がある可能性が高いですので、修理屋さんで画面交換を依頼するか、機種変更を検討しましょう。
バッテリーチェック方法
バッテリーの減りが以前に比べて早いなと感じられた場合は、まずはバッテリーの劣化具合を確認してみましょう。

【設定】→【バッテリー】→【バッテリーの状態と充電】→と進めますと【最大容量】〇%と表示が出ています。
この最大容量は新品で購入された場合は100%で、充電回数とともに徐々にその数字が下がってきます。バッテリーの交換目安としては80%切った位が交換時期と言われています。
バッテリーの残量がそこまで減っていないのにバッテリーの消耗が早いと感じられる方はアプリ毎のバッテリー消費量を確認してみましょう。
【設定】→【バッテリー】と進むと下の方にグラフが表示されている下部分にアプリが並んでいます。
グラフと上あたりに24時間以内と過去10日を選ぶ事が出来るので、長い期間の統計の10日をタップします。
アプリの横に表示されている%がアプリ毎のバッテリー使用状況になり、通常であれば普段よく使われているアプリが上位にきているはずですが、ここに全然使ってないアプリなのに上位に来ていたり、「ホームおよびロック画面」の項目が上位に来ている場合は無駄にバッテリーが消費している可能性があります。
使っていないアプリが上位にきている場合はバックグラウンド処理という表示がされている場合が多いですが、これは裏でアプリが働いている事になります。意図してバックグラウンドで動かしているのであれば良いですが、そうでなければバックグランドで処理する設定を切りましょう。

【設定】→【一般】→【アプリのバックグラウンド更新】をオフにしましょう。
「ホームおよびロック画面」の項目が上位にきている場合は、画面の自動ロックを設定していない事が多く、iPhoneを使った後にずっと画面が点きっぱなしになっているせいでバッテリーの消費が早くなっている場合があります。

【設定】→【画面表示と明るさ】→【自動ロック】と進みますとロックがかかるまでの時間を選べますので【なし】以外を選択しましょうなるべく短い時間を選んで頂く方がバッテリー消費が少なくてすみます。
充電チェック方法
充電が出来ているかは一目瞭然ですので、難しくはないですがケーブル側に問題がある場合がありますので、他にiPhoneがある場合は他の端末で充電出来ているかや、違うケーブがあればそれで充電が出来るかどうかを確認してみましょう。
また非接点充電(Qi)に対応している機種であればそちらで充電できるかをみると充電自体が出来るかどうかの確認をする事が出来ますのでどこが悪いかの判断材料になりますので試してみましょう。
他に端末やケーブルが無いという場合は修理店に起こし頂ければお店のケーブル等で確認する事が出来ますので相談してみて下さい。
カメラチェック方法
まずはiPhoneで純正のカメラアプリを開きましょう。iPhoneはインカメラは1眼ですがリアカメラは機種によって数に違いあります。
iPhoneSEであれば1眼、Proシリーズでは3眼、それ以外最近の機種では2眼である事が多くなっておりまして、まずはそれぞれのカメラを起動してカメラ撮影時に濁りがないかどうかや、異物が映り込んでないか、または揺れがないか等を確認します。
この際、なるべく白一色の背景であれば違和感に気付きやすいので壁面やプリント用紙等の白い個所を映す様にすると良いでしょう。
どの撮影モードがどのカメラを使ってるかわからなければ、背面のレンズの内の1つに指をあてると、その時に撮影されているレンズが分かりやすいので、各レンズに指をあてて確認する事が出来ます。
修理を受けているとインカメラ撮影時に白く濁りがあったり、異物が映ったりする方がおられますが、大抵の場合画面フィルムを貼られていてインカメラのところに汚れが溜まっていたり、そもそもフィルムの位置がずれて貼られたりする事が多いですので、インカメラ周辺の汚れを綺麗に拭きとったり、フィルムの位置を調整してあげると改善される場合が多いです。
カメラのチェックで、カメラが立ち上がらない場合や、異物が映り混む、ピントが合わない、撮影画面が揺れる等がありますと、カメラの交換が必要な場合がありますので、1度修理店にご相談下さい。
マイクチェック方法
iPhoneにはマイクが2か所ありまして、背面のカメラの部分にある穴の部分と画目側を表にした時に下側面の左側にあるならんだ穴がマイクとなっておりますす。
通話の時に自分の声を聞き取るのが下側面の部分でして、こちらが調子が悪いと通話中の自分の声が相手に聞こえずらかったり、まったく声が聞こえなかったりします。
下部のマイクがしっかり機能しているか確認する方法として分かりやすいのはご家族や友人のスマートフォンや家の固定電話に電話をかけて相手側の電話で声がしっかり聞こえているかどうかの確認を行うのが有効です。
協力してもらえる相手がいればよりわかりやすいので相手に声がしっかり聞こえているか、確認してもらいましょう。
1人の場合や家に固定電話等が無い方でしたらiPhoneの純正アプリのボイスメモを使って確認する方法もあります。こちらの録音は下部のマイクを使う為、録音を開始して、何か声を発して収音ができていれば、音に反応して画面上に波形の起伏が表示さえますが、マイクが壊れていると波形の起伏が表示されません。
背面のマイクの確認方法は純正アプリのカメラでリアカメラでビデオ撮影する時に使われているので実際に撮影して、音楽や何か声を発したりして撮影したものを再生して音が出ているか確認します。
それぞれのマイクで収音がされていない場合はパーツ故障の原因が考えられるので一度修理店にご相談下さい。
まとめ
細かくみていけばチェックできる場所はまだありますが、今回はiPhoneでトラブルが起きやすい個所のセルフチェック方法をご紹介させて頂きました。セルフチェックをしてみて明らかにおかしい場合やご自身でチェックされても判断がつかない場合はご相談だけでも大丈夫ですので一度修理店にご相談頂ければと思います。