VoiceOverになってしまった時の操作の仕方と設定解除方法

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iPhoneを使っていると急に喋りだし、操作が出来なくなってしまったという症状が起きることがあります。

原因はiPhoneを触っている内に何かの拍子に「VoiceOver」という機能がONになってしまうと、いつもの操作方法とは大きく異なってしまいます。

今回の記事では「VoiceOver」になってしまった時の操作の仕方と設定解除方法についてご説明いたします。

VoiceOverとは?

「VoiceOver」とは視覚に障害がある方や弱視の方もiPhoneを使えるように、表示されている内容を読み上げてくれる機能で、始めはiPod shuffleで搭載され、曲名やアーティスト名を音声で知らせてくれるものでした。

それがiOSやMacOSでユーザーを支援する機能として進化をし、メールの文章やWebで調べた記事などの内容なども読み上げてくれることができます。

この機能がONになっているとiPhoneで触れた場所や、iPhoneに入ってきたメール・電話なども音声として読み上げてくれます。  また、必要に応じて読み上げる速度や声の高さの調整もできます。

ショートカットが実行されているかも

Face IDを搭載したiPhoneであればサイドボタン、ホームボタンのあるiPhoneはホームボタンをトリプルクリック(3回押す)するとショートカットが実行されます。iOSのバージョンによっては初期設定でそのショートカットにVoiceOverが設定されている事があります。

サイドボタンの連打はあまりないかもしれませんが、ホームボタンがあるiPhoneではホームに戻ったりする時などに良く使うボタンなので何かの拍子に連打してショートカットが実行され、VoiceOverになってしまうという可能性があります。

この場合であれば同じ様にサイドボタンもしくはホームボタンをトリプルクリックすると解除することが可能です。

無事解除が出来たら、ショートカットで起動できる機能を別の物か、必要でなければOFFにしておく事をお勧めします。

設定方法は【設定】→【アクセシビリティ】→【ショートカット】から機能を変更する事が可能です。

Siriを使った解除方法

ショートカットの解除でうまくいかない場合はSiriで解除する事が出来るかもしれません。

音声の場合は「Hey siri !」で呼び出し、「VoiceOverをOFFにして!」と言う事でOFFにする事が出来ます。ボタンでSiriを起動する時は下記を参考にして下さい。

  • Face IDを搭載したiPhoneの場合: サイドボタンを押さえたままにします。
  • ホームボタンのあるiPhoneの場合: ホームボタンを押さえたままにします。

VoiceOver操作方法

Siriを有効にしていない場合は設定の中にあるアクセシビリティのVoiceOverをOFFにしなければなりませんが、まずはVoice Overの操作方法を知らなければ、そこまでたどり着く事が難しくなります。

Voiceoverの操作方法はジェスチャー(指の動き)ですべての操作を制御し、1本の指から最大4本の指まで使ったジェスチャーまであり、Appleのホームページで確認するとその数なんと30種類の操作方法がある様です。

今回はVoice Overの解除に必要なジェスチャーが理解出来れば良いので必要なところだけご紹介させて頂きます。

ジェスチャーアクション
1本指でタップ 項目を選択する
1本指でダブルタップ 選択した項目を有効にする
3本指で下にスワイプ 1ページ分上にスクロールする
3本指で上にスワイプ 1ページ分下にスクロールする

上の操作が分かればはまずはiPhoneの画面のロックを解除してみましょう。Face ID搭載のiPhoneとタッチID搭載のiPhoneではやり方が異なりますので、次を参考にして下さい。

iPhoneのロックを解除する

  • Face IDを搭載したiPhoneの場合: iPhoneのスリープを解除し、iPhoneを見てから、画面の下端からバイブレーションが感じられるか2つの上昇音が聞こえるまで上にドラッグします。
  • Touch IDを搭載したiPhoneの場合: Touch IDで登録した指を使ってホームボタンを押します。

Face IDやタッチIDで解除が出来ない場合はロック解除番号が求められますので、ここで初めて上で紹介したアクションが役に立ちます。

ロック解除用の暗証番号が例えば1234だとします。この場合、最初に1を選択したいので数字の「」を1本指でタップします。すると1が選択された状態になりますので、今度は1の入力を有効にしたいので、続けて1をダブルタップします。これでようやく暗証番号の最初の数字の1が入力されました。

次に「2」を入力したいので1を選択した要領で2をタップして、続けてダブルタップをします。3と4の入力も同じ様に入力します。

全ての数字が入力出来て、番号に間違いがなければロックが解除されます。ロック解除後にホーム画面が開かずにVoiceOverになってしまう前に使っていたアプリや設定などが開いたら、次の操作でホーム画面に移動する事が出来ます。

ホーム画面に移動する

  • Face IDを搭載したiPhoneの場合: 画面の下端から1本の指を上にドラッグし、バイブレーションが感じられるか2つの上昇音が聞こえたら指を離します。
  • ホームボタンを搭載したiPhoneの場合: ホームボタンを押します。

ホーム画面が表示されたら、いよいよVoiceOverの解除に取り掛かります。

まずは【設定】のアイコンをタップして選択状態にします。

次にダブルタップをすると設定が開きますので、その中から【アクセシビリティ】を選びたいのですが、スクロールをしないとアクセシビリティを見る事が出来ません。

ここで先に紹介した1ページ分下にスクロールを実行するジェスチャーの3本指で上にスワイプで画面を操作します。1回のスクロールでアクセシビリティが表示されると思いますので、アクセシビリティを1回タップして、ダブルタップします。(行き過ぎてしまった場合は3本指で下にスワイプしてスクロールを戻して下さい。)

アクセシビリティを開くと一番上にVoiceOverが表示されていると思いますのでタップして選択して、ダブルタップで開きます。一番上でVoiceOverがONになっていますので、同じ様にタップして選択して、ダブルタップするとVoiceOverがOFFになり、解除完了です!

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