この記事では、Google Pixelのバッテリーを長持ちさせるための簡単な設定と対策をご紹介します。
Androidのスマートフォンはパソコンのように同時並行にアプリを開いたり動かすことに長けています。
様々な作業を切り替えながら操作しやすい反面、動かしっぱなしのアプリがあれば電池を減らす要因になりえます。そこで電池もちをよくする為の設定について、Pixel 8 Proを例に以下の4つの方法について紹介します。
Google Pixelのバッテリーを長持ちさせる設定
電池を減らしているアプリを特定し、そのアプリを終了する。
確認方法:設定アプリ-[バッテリー]-[バッテリー使用量]
[バッテリー使用量]に表示されているアプリの名前を確認することで電池を減らす要因となっているものがわかります。アプリ名の右側に目安となるパーセンテージが表示されているので、数字が大きいものや使っていないのに数字が大きめのものに注目します。電池消費の大きいアプリの動作を一旦終了させたい場合は、アプリを終了操作(下記URLのauのホームページがわかりやすいです)を行うか、[強制停止]を行います。
アプリの終了操作:https://www.au.com/support/faq/details/00/0000/000022/pg00002218/
[強制停止]の操作方法:終了したいアプリを選択(例として、Y!乗換案内)-[強制停止]-[OK]を選択。
※この操作を行うとアプリの動きが一旦止まる為、そのアプリの通知が遅れたり一時的に出なくなります。
アプリの動きを止めるほどではないが、適度に抑制したいという場合の設定もあります。
操作方法:アプリを選択-[バックグラウンドでの使用を許可]を選択(右側のボタンはONのまま触らない)-[最適化]を選択。
※ほとんどのアプリが初期設定で[最適化]になっていることが多い為、その場合はアプリを終了して様子見しましょう。
※[バックグラウンドでの使用を許可]をOFFにするのも一つの手ですが、そのアプリを立ち上げないと通信しない(通知が出ない)状態になるので普段使いには向きません。
アプリの動きを抑制する「バッテリーセーバー」
前項目で「普段使いには向きません」とは書いたものの、どうしても電池をもたせたいときもあるかと思います。そのようなときに一律でアプリの動きを抑制する機能が標準で備わっており、それが「バッテリーセーバー」です。
操作方法:設定アプリ-[バッテリー]-[バッテリーセーバー]-[バッテリーセーバーを使用]をON
「標準バッテリーセーバー」と「スーパーバッテリーセーバー」が用意されています。
制限される機能の詳細ついてはGoogle Pixelヘルプに記載されていますが、「標準バッテリーセーバー」では主に下記の設定変更がなされて電池の減りを抑えていきます。
・ロック画面の時刻や通知を常時表示する機能を使っている場合はOFFになる。
・画面消灯時に位置情報の検出をしない。
・[バックグラウンドでの使用を許可]で[制限なし]を選択しているアプリ以外がバックグラウンドで動かない。
・5Gを使わず4Gのみで通信する。
「スーパーバッテリーセーバー」では更に主に下記のような変更などが入ります。
(※災害時などで十分に充電ができない際に役立ちます。普段使いには向きません。)
・処理速度を遅くする。
・画面の消灯時間を30秒に変更。
手動設定以外にも電池残量に応じてバッテリーセーバーをON/OFFする機能もあります。
操作方法:[バッテリーセーバー]-[スケジュールとリマインダー]
[バッテリー残量に応じてONにする]を使うと電池残量が20%〜75%に減ったときに自動的にバッテリーセーバーをONさせることができます。Googleアカウントの同期設定を確認する。
Pixelに限らずAndroidのスマートフォンではGoogleアカウントを利用(ログイン)している方がほとんどだと思います。
初期の状態ではGoogleアカウントにある情報を自動的に読み込む「同期」という設定がONになっているので、同期が不要なアプリがあればOFFにしておくことで自動的な通信を減らし電池の減りを抑えられる場合があります。
利用方法:設定アプリ-[パスワードとアカウント]-Googleアカウントのメールアドレスを押下-[アカウントの同期]-同期不要なアプリをOFFにする。
Gmailやカレンダーなど通知が必要と思われるもの以外はOFFにしておいてもさほど支障はないかと思います。
定期的に電源を入れなおす。
冒頭でお伝えしていたようにAndroidのスマートフォンは同時並行でアプリを動かすことに長けている為、電源を入れて時間が経つほど待機するアプリが増えていく傾向があります。
待機しているものが増えると電池もちに影響するだけではなく、普段使うちょっとした機能が動きにくくなる場合もあります。
そういったことを抑止する為に、目安としては1週間に1回程度電源を切って入れなおしてみましょう。
電源が入ってからの経過時間は以下の画面で確認できます。
設定アプリ-[デバイス情報]-[稼働時間]
電源を入れなおす操作方法:電源ボタン長押し、または電源ボタンと音量上ボタン同時押し-[電源を切る]を押す-電源が切れたら電源ボタンを長押しして電源を入れる。
電源を入れなおすという単純な操作ではありますが、入れなおすことによって色々と待機していたアプリが一旦終了されますので動作が遅く感じるときにやってみるのも有用です。
まとめ
電池もちをよくする主な設定や操作は以上です。共通して言えることは自動的に動作するアプリや設定をどれだけ抑えるかということです。
性能がよいスマートフォンや電池容量の多いスマートフォンでも意図せず動く動作があれば、電池が減ることには変わりありません。
従来型の携帯電話(フィーチャーフォン)ではあまり考えることのなかった内容かと思いますので、電源の入れなおしだけでも定期的に行ってみるのがよいでしょう。