今回の記事では、「Galaxy Fold」や「Google Pixel Fold」などの折り畳みスマートフォンに対しておすすめできるスマホの保険を紹介いたします。
折り畳みスマホは端末料金も修理代も高い・・・

Galaxy Fold シリーズやGoogle Pixel Foldのスマートフォンは通常のスマートフォンとしての使い方と小型タブレットの様な視野性の広い使い方が出来る汎用性の高さから多くの機能が詰め込められており、その販売価格は20万円を超える高額な価格帯になっております。
お財布に余裕がある方であれば問題ありませんが、思い切って購入したスマートフォンであれば大事に使いたいところです。
ですがスマートフォンの故障は突如として訪れます。端末を落としてしまい、画面が破損したり、水没して起動しなくなったりといった場合の修理費用は販売価格が高額な分修理料金は比例し、修理するパーツによっては非常に高額になってしまいます。
もし、Pixel Foldでインナーディスプレイ(開いた時の大画面)の修理が必要な場合、144,100円(iCracked store での修理)の修理費用がかかります。
それだけでハイエンドなスマートフォンが購入出来てしまう様な価格となっておりますので実費で支払うには躊躇してしまう価格ではないかと思います。
そうならない為にも、保険や補償の備えが欲しいところですが、一般的なスマートフォンと違い修理費が高額なスマートフォンの場合どれを選んで良いのか分からない方もいらっしゃるかと思いますので、今回はFold系のスマートフォンにおすすめの保険や補償を調べてみました。
Galaxy FoldやPixel Foldにおすすめのスマホ保険は?
保険料 | 保証金額 | 負担金額 | 保証可能台数 | |
smartあんしん保証 【docomo】 | 990円/月(Pixel Fold) 1,100円/月(Galaxy Z Fold5) | - | 12,100円 | 1台 |
故障紛失サポート 【au】 | 1,573/月(Pixel Fold, Galaxy Z Fold5) | - | 8,800~14,300円 | 1台 |
あんしん保証パックネクスト 【Softbank】 | 990円/月 (Pixel Fold) | - | 8,250円 | 1台 |
モバイル保険 【さくら少額短期保険】 | 700円/月 | 10万円/年 | 0円 | 3台 |
スマホケ 【ワランティ少額短期保険】 | 100円~/月 | 10万円/年 | 5,000円 | 1台 |
スマホ保険 【Justincace】 | 390円/月 (Andoroid) | 5万円/3ヶ月 | 3,500円 (回数増える毎に3,500円増加) | 1台 |
スマホ保険 【NYSURANCE】 | 200円/月 470円/月 | 10万円/年 20万円/年 | 3,000円 | 1台 |
安心スマホ保険 【さくら少額短期保険】 | 800円/月 | 12万円/年 | 0円 | 3台 |
結論から言ってしまうと、15万円に近い修理代を全額カバー出来る保険は少ないです。
そういった意味ではdocomoやau、Softbankといったキャリアから出ている補償をお勧めしたいところですが、キャリア補償は端末を購入した際でないと付けられないのと月々の料金が他の保険に比べて少し高い金額設定になっております。
人気の高い保険等と比較しながらご自身に合った保険を選んで頂くのが良いかと思います。
smartあんしん保証【docomo】

smartあんしん保証【docomo】 | |
保険料 | 990円/月(Pixel Fold) 1,100円/月(Galaxy Z Fold5) |
補償額 | – |
負担金 | 12,100円 |
保証可能台数 | 1台 |
smartあんしん補償は月々の料金が330円~1,100円から入る事が出来るdocomoの補償で端末の販売価格によって料金が変わります。Google Pixe Foldであれば月額990円、Galaxy Z Fold5は1,100円となり、機種ご購入日を含めて14日以内のご加入が必要となっております。
smartあんしん補償は4つのサービスがパッケージングされたものになり、
①「購入した機種の補償」
②「イエナカ機種補償」
③「スマホ不正決済補償」
④「携行品補償mini」
が1つとなった手厚い補償になっております。
①「購入した機種の補償」
スマホの修理代金のサポートや出張修理、交換電話機の提供を受けられるサービスで、修理代金のサポートはGalaxy Foldシリーズは取り扱いがなく、Pixel Foldであればドコモショップなどの故障取扱窓口やオンラインでも受付が可能になっています。
出張修理は、Google Pixel Foldはアウター画面交換のみ対応で、Galaxy Foldシリーズは対象外になっています。交換電話機の提供は水濡れや紛失、全損など場合に1年に2回までであれば交換電話機(リフレッシュ品)を翌日~2日以内に提供いただけます。
docomoの一部の店舗ではGalaxy限定店頭修理を受付しており、現在全国で14店舗ではありますが、即日修理を受ける事が出来ます。
こちらでは Galaxy Z Fold 5であれば修理可能です。
上記の他のサービスではデータの初期化が必要ですが、基本的にはデータを消去せず修理が受けられるサービスになっているので、近くに店舗がある方であればおすすめです。
②「イエナカ機器補償」
お持ちのテレビやパソコン、タブレット、ゲーム機等インターネットにがつながるデジタル機器を補償する事ができ、docomoの委託修理業者にて修理が出来るサービスになります。
補償金額は機器によって違いますが(最大7万円)smartあんしん補償へ連絡すると故障機の回収から修理、修理後の配送を一貫して行って頂けるので、あれば心強い補償になります。
③「スマホ不正決済保証」
QRコード決済などで第三者による不正利用の被害に遭われた際に、決済事業者等の補償金額を超過した分を100万まで補償して頂けます。
④「携行品補償mini」
外出先で身の回りの持ち物が盗難や破損などの被害に遭った場合に最大1万円の補償を受ける事が出来ます。①~③の補償はsmartあんしん補償に入れば自動付与されますが、④は補償開始日を含めて14日以内に別途webからのお申込みが必要となっておりますので損はないので忘れずに手続きしておきましょう。
故障紛失サポート【au】

故障紛失サポート【au】 | |
保険料 | 1,573円 |
補償額 | – |
負担金 | 8,800~14,300円 |
保証可能台数 | 1台 |
Google Pixel FoldとGalaxy Z Fold5 は月額1,573円でご利用ができ、新規契約や機種変更の契約時に加入する事が出来ます。
交換用携帯電話機お届けサービスが利用でき、 故障・部分破損・全損・水濡れ・盗難・紛失のトラブル時に 最短であれば当日中、原則として申込み完了の翌日に交換用携帯電話機(リフレッシュ品)を届けてくれます。
利用回数は1年間に3回まで。負担金は利用回数や契約期間によって変わります。25ヶ月未満の契約は1回目で11,000円、2回目と3回目は16,500円、25ヶ月以上の契約であれば1回目で8,800円、2回目と3回目は14,300円となり、長期ご利用特典が適応されます。
店頭即時修理サービスを行っておりますが、au Style IKEBUKUROのみの受付でGoogle Pixel Foldはアウターディスプレイが修理対象で、Galaxy Z Fold5は対象外となっておりますので対象となる方は限定的になるかと思います。
水濡れ・破損した時のデータ復旧のサポートも行っており、利用料金5,000円(成功時)で水濡れや破損などで壊れた端末から、画像や動画、電話帳のデータを取り出し、取り出したデータをUSBメモリで届けてくれるサービスです。
その他にも写真クラウドサービスを利用する事ができまして、auの「写真クラウド」というアプリをダウンロードをする必要がありますが思い出の写真や動画を512GBの大容量クラウドにバックアップを残す事ができ、契約中は利用が可能となっています。
あんしん保証パックネクスト【Softbank】

あんしん保証パックネクスト【Softbank】 | |
保険料 | 990円/月(Pixel Fold) |
補償額 | – |
負担金 | 8,250円 |
保証可能台数 | 1台 |
SoftbankではGalaxy Foldの扱いがありませんのでPixel Foldのみになりますが、月額990円であんしん保証パックネクストに入る事が出来ます。
修理・・・修理割引と配送交換を合わせて1年ごとに合計2回まですべての修理費用が0円で受ける事が出来ます。Pixel Foldであれば全国の90店舗以上あるiCracked Storeでの即日修理の修理代金も割引を受ける事が出来ます。
故障・・・ボタンを押しても反応しないなど、万一の故障時の修理対応で修理価格16,500~119,900円のところ、負担額0円で受ける事が出来ます。
破損/水濡れ・全損/バッテリー交換・・・塗装剥離や傷など、外装破損時の外装交換対応、水濡れ・全損などのトラブル時の修理対応、消耗した内蔵型バッテリーの交換修理対応を受ける事が出来まして、通常修理価格4,950~227,700円のところ、負担額0円(1年ごとに配送交換を含めて合計2回まで)で受ける事が出来ます。
配送交換・・・故障時や盗難・紛失時に新品同等交換機をご指定場所に届けてもらう事が出来ますが、負担額が8,250円かかります。
モバイル保険【さくら少額短期保険株式会社】

モバイル保険 | |
保険料 | 700円/月 |
補償額 | – |
負担金 | 10万円/年 |
保証可能台数 | 最大3台 |
モバイル保険は月額700円で3台まで登録する事が出来まして、落下破損や水没時等に修理費用保険金として年間最大10万円まで補償を受けられる保険となっています。
3台登録出来るのはスマートフォンだけでなくwifi、Bluetoothに繋がる機器であれば登録出来るので、タブレットやゲーム機、Bluetoothイヤホン等を好きな組み合わせで登録する事が出来ます。
但し登録できる端末には条件が有り、新規取得して1年未満の機器、もしくは1年以上経っている端末でもメーカーまたは通信キャリアが提供する補償サービスに加入しており、そのサービスにより補償が受けられる状態である機器であれば登録が可能になっております。
こちらの保険で特筆すべき点としては他の補償や保険と違い事故発生時に自己負担金が発生しない点です。他保険では3,000円~5,000円、キャリアの補償では1万を超える負担金が必要となっているのに対して0円となっておりますので新たな出費を抑える事が出来ます。
スマホケ【ワランティ少額短期保険】

スマホケ【ワランティ少額短期保険】 | |
保険料 | 100円~/月 |
補償額 | 10万円/年 |
負担金 | 5,000円 |
保証可能台数 | 1台 |
スマホケは月額100円から入る事が出来まして、年間最大10万円まで補償してくれる保険となっております。業界最安値ではありますが、月額100円はベースプランの「故障」のみの補償となっております。
そこからオプションプランとして「破損」「水没」「盗難」をそれぞれ+100円で自由に追加する事が出来まして、全てつけても月額400円で運用する事が出来ます。「故障」の場合の免責金額は0円ですが、「破損」「水没」「盗難」は5,000円がかかってきます。
登録できる端末はスマートフォンだけでなく、パソコンやタブレット、ワイヤレスイヤホンやゲーム機等、その他の通信機器を登録する事も可能になっておりまして、パソコンとタブレットは400円のベースプランのみですが他の機器はそれぞれの端末で+100円のベースプランとオプションプランを足していく事が出来るのでこの端末に「故障」と「破損」を別の端末に「故障」と「水没」をといった様にご自身の使い方に合わせて自由にカスタムが出来るのが魅力となっています。
登録できる条件も比較的緩く、 日本国内で販売された端末であることと、保険加入時に正常に作動し、外装上の破損がなければ新品、中古品問わず加入する事ができます。
スマホ保険【Justincase】

スマホ保険【Justincace】 | |
保険料 | 390円/月(Andoroid) |
補償額 | 5万円/3ヶ月 |
負担金 | 3,500円 (回数増える毎に3,500円増加) |
保証可能台数 | 1台 |
スマートフォンの機種により保険料や補償金額か変わってくる保険となっております。iPhoneは機種ごとに細かく分かれておりますが、Andoroidのスマートフォンは一律で月額390円となっており、保証金額は5万円が上限。
こちらの保険の特徴としては 保険契約期間が3ヵ月契約で、3ヵ月ごとの更新の度に保険料の割引率が安全スコアに応じて変動します。
自己負担額は3,500円ですが、保険期間中の 2回目以降の保険金のお支払いについては、保険金のお支払い回数に応じて自己負担金額が3,500円ずつ増加します。
iPhoneユーザーさんやAndoroidのスマートフォンでも修理代がそれ程高く無い機種、かつ保険料が変動する事や自己負担額が増減する事を考慮すると、保険事故リスクが少ない方にとってはお薦めできる保険となっていますが、Galaxy FoldやPixel Foldは修理代が高額になってくるので5万の補償金では少し心許ないかもしれません。
スマホ保険【MYSURANCE】

スマホ保険【MYSURANCE】 | |
保険料 | 200円/月 470円/月 |
補償額 | 10万円/年 20万円/年 |
負担金 | 3,000円 |
保証可能台数 | 1台 |
こちらはライトプランとスタンダードプランの2種類の保険があり、ライトプランは破損、汚損時のみの補償になっておりますが、月額200円で最大5万円の補償を受ける事が出来ます。スタンダードプランは破損、汚損時に加えて水濡れ、故障、データ復旧、盗難、紛失時に対応しており、月額470円で最大10万まで補償を受ける事が出来ます。
こちらの保険の補償金の上限はライトプランで5万、スタンダードプランで10万となっておりますが、1回の上限ですので実質年間はライトプランで10万、スタンダードプランで20万まで補償を受ける事が出来ます。自己負担額もどちらのプランでも3,000円となっておりますので、スマホケやJustincaseのスマホ保険に比べて安くなっておりますので、よくスマホを落としたりされる方にはお勧めの保険となっております。
登録条件が少し特殊でY!mobile、UQモバイル、IIJmio、mineoなどのほか、楽天モバイル、povo、LINEMOを利用している端末が対象となり、docomo、au、softbankをご利用の方は申し込む事が出来ません。
あんしんスマホ保険【さくら少額短期保険株式会社】

あんしんスマホ保険【さくら少額短期保険株式会社】 | |
保険料 | 800円/月 |
補償額 | 12万円/年 |
負担金 | 0円 |
保証可能台数 | 3台 |
こちらは先に紹介したモバイル保険と同じ会社が提供している別の保険で、3台まで登録出来たり、修理の際の負担金が発生しないなど内容が殆ど同じですが、月額が800円と100円高い分、12万円まで補償してくれますので、Goggle Pixel Foldのインナーディスプレイ修理にかかる15万に近い修理が必要な際でも実費で25,000円程足せば修理をする事が出来ます。
上記でご紹介させて頂いた4つの保険程、人気上位に食い込んではいないですがGoogle Pixel FoldやGalaxy Z Foldシリーズの様に修理代が高い端末や複数台所持をして登録可能な方はおすすめが出来る内容となっております。
まとめ
一見似たような保険であってもそれぞれに特徴があり、細かな設定の違いがある事がわかりました。
Google Pixel FoldやGalaxy Z Foldシリーズの修理費用は高額なので保証金額が高いものに入っておく方が安心である事は言えそうですが、一回に保証出来る金額や月付にかかる保険料、修理や交換にかかる負担金額、登録できる端末台数等に違いがあったりするのと、壊されるリスクの高い方や殆ど壊した事がない人によっても選ぶ基準が変わってきます。
最後にそれぞれの保険の特徴を表にしてまとめましたので、比較検討する際の参考にして頂ければと思います。