2024年は例年よりも早くPixelの新モデルが発表されました。
今までのPixelシリーズは概ね「無印」と「Pro」の2モデルでしたが、2024年は第2世代の折りたたみモデルとしてPixel 9 Pro Foldが投入されます。「Pixel 9 Pro Fold」は9月4日に発売されました。
今回はPixel FoldとPixel9 Pro Foldの違いを紹介します。
Pixel FoldとPixel9 Pro Foldのスペックの違いは?
まずは 「PixelFold」「Pixel9ProFold」 の大まかなスペックを表にまとめました。
PixelFold | Pixel9ProFold | |
カラー | オブシディアン ポースレン | オブシディアン ポースレン |
本体価格 (GoogleStore) | 253,000円~ (現在は販売終了) | 257,500円~ |
容量 | 256GB | 256GB、512GB |
液晶ディスプレイ | メインディスプレイ:7.6インチ(フレキシブル有機ELディスプレイ) 解像度:2,208 × 1,840ピクセル カバーディスプレイ:5.8インチ(有機ELディスプレイ) 解像度:2,092 × 1,080ピクセル | メインディスプレイ:8.0インチ (Super Actua Flex ディスプレイ) 解像度:2,076×2,152ピクセル カバーディスプレイ:6.3インチ (Actua ディスプレイ) 解像度:1,080×2,424ピクセル |
本体解像度 | メインディスプレイ:リフレッシュレート:最大 120 Hz対応 画面輝度:1,450 ニト(ピーク輝度) カバーディスプレイ: リフレッシュレート:最大 120 Hz対応 画面輝度:1,550 ニト(ピーク輝度) | メインディスプレイ:リフレッシュレート:最大 120 Hz対応 画面輝度:2,700 ニト(ピーク輝度) カバーディスプレイ: リフレッシュレート:最大 120 Hz対応 画面輝度:2,700ニト(ピーク輝度) |
バッテリー | 24 時間以上のバッテリー駆動時間 4,821 mAh スーパー バッテリー セーバーを有効にすれば最大 72 時間使用可能 ワイヤレス充電可能 | 24 時間以上のバッテリー駆動時間 4,650 mAh スーパーバッテリー セーバーを有効にすれば最長 72 時間使用可能 ワイヤレス充電可能 |
CPU | Google Tensor G2 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ | Google Tensor G4 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ |
SIM | nano-SIM/eSIM | nano-SIM/eSIM |
5G通信 | ◎ | ◎ |
縦×横×厚さ | 高さ: 139.7 mm 幅: 79.5 mm(折りたたんだ状態) / 158.7 mm(広げた状態) 厚さ: 12.1 mm(折りたたんだ状態) / 5.8 mm(広げた状態) | 高さ: 155.2 mm 幅: 77.1 mm(折りたたんだ状態) / 150.2 mm(広げた状態) 厚さ: 10.5 mm(折りたたんだ状態) / 5.1 mm(広げた状態) |
重量 | 283 g | 257 g |
カメラ | 【背面カメラ】 48 メガピクセル Quad PD 広角カメラ 絞り値 ƒ/1.7 画角 82° 10.8 メガピクセル ウルトラワイド カメラ 絞り値 ƒ/2.2 画角 121° 10.8 メガピクセルのデュアル PD 望遠カメラ 絞り値 ƒ/3.05 画角 22° 光学ズーム 5 倍 【前面カメラ】 9.5 メガピクセル Dual PD 自撮りカメラ 絞り値 ƒ/2.2 広角な画角 84° 【インナーカメラ】 8 メガピクセル自撮りカメラ 絞り値 ƒ/2.0 広角な画角 84° | 【背面カメラ】 48 メガピクセルの Quad PD 広角カメラ 絞り値 ƒ/1.7 画角 82° 10.5 メガピクセルの Dual PD ウルトラワイド カメラ(オートフォーカス機能付き) 絞り値 ƒ/2.2 画角 127° 10.8 メガピクセルの Dual PD 望遠カメラ 絞り値 ƒ/3.1 画角 23° 光学ズーム 5 倍 【前面カメラ】 10 メガピクセルの Dual PD カメラ 絞り値 ƒ/2.2 画角 87° 【インナーカメラ】 10 メガピクセル Dual PD 自撮りカメラ 絞り値 ƒ/2.2 画角 87° |
その他機能 | Corning® Gorilla® Glass Victus® のカバーガラス Corning® Gorilla® Glass Victus™ 背面ガラスとポリッシュ仕上げのメタルフレーム 指紋が付きにくいコーティング IPX8 準拠の防水性能 鏡面仕上げのステンレススチール製ヒンジ | Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 カバーガラス Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 の絹のようなマット加工の背面とサテン仕上げのメタルフレーム 指紋が付きにくいコーティング IPX8 準拠の防水性能 耐久性に優れたポリッシュ仕上げのスチール製ヒンジ |
Pixel FoldとPixel9 Pro Foldのスペックの違う部分をピックアップ
外観の違い
Pixel FoldとPixel9 Pro Foldはカラーバリエーションは同じです。背面パネルはマット加工でヒンジ部は光沢感のある仕上げとなっています。
ヒンジを除くサイドフレームは、Pixel Foldは光沢がありますが、Pixel9 Pro Foldは光沢が無いデザインに変更されています。
インナー画面のベゼル(画面周りの黒いフチ部分)は、Pixel Foldは太く不均等でしたが、Pixel 9 Pro Foldは細く均一になっています。
本体価格の違い
Pixel Fold | Pixel 9 Pro Fold | |
本体価格(GoogleStore) | 253,000円~ (現在は販売終了) | 257,500円~ |
インナーディスプレイの違い
Pixel Fold | Pixel 9 Pro Fold | |
サイズ | 7.6インチ | 8.0インチ |
アスペクト比(横:縦比) | おおよそ1:1 | 6:5 |
インナーディスプレイはPixel Foldの7.6型から、Pixel 9 Pro Foldは0.4型大きく解像度もやや向上しました。
アスペクト比はPixel Foldが「6:5」で横長だったのに対し、Pixel 9 Pro Foldは「おおよそ1:1」で「やや横長」となりました。この点が、電子書籍などのコンテンツを見る時の印象に影響することがあります。
アプリによっては、「PIxel Foldでは横開きで見開きで使えていたのに、Pixel 9 Pro Foldではできない(向きを変えないとダメ)」といったことは起こるかもしれません。
また、インナーディスプレイを目いっぱい開いてYouTubeの動画を視聴すると、インナーディスプレイのアスペクト比がもたらす問題に直面します。
動画を視聴してみると、どちらの機種も画面端に何も表示されない領域がどうしても出てしまいます。(90度回転させたとしても出てしまいます)
CPUの違い
Pixel Fold | Pixel 9 Pro Fold | |
CPU | Google Tensor G2 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ 12 GB RAM | Google Tensor G4 Titan M2 セキュリティ コプロセッサ 16 GB RAM |
Pixel FoldはPixel9 Pro Foldと比べ、RAMと呼ばれるメモリが4GB多く搭載されています。
RAMの大きさは、作業台の広さと捉えていただいて、RAMが大きいほどたくさんの処理が可能なので、処理速度に関係してきます。
カメラの違い
アウトカメラについて、スペックだけを見れば、明確な違いは殆どないと感じます。(ただし、画角が変更されているため、同じ場所で撮影しても構図が変わります。)
望遠カメラは0.5/1/5倍の光学ズームに対応していて、超解像ズームは最大20倍のズームに対応しています。カメラ構成は広角カメラ、超広角、望遠で変わらないです。
しかし撮影した写真を比較すると、望遠カメラの20倍超解像ズームで撮影した写真は、「Pixel 9 Pro Fold」のほうがディテールがよりくっきりと記録されていました。
どちらを購入すべき?
Pixel 9 Pro Foldには、たくさんの機能がそろっています。備わっている機能をフル活用するのであれば、断然Pixel 9 Pro Foldがおすすめです。
Pixel 9 Pro Foldは、Google store・ドコモ・au・ソフトバンクで現在販売されています。(新品を取扱いしています。)
Pixel 9 Pro Foldは価格面で「求めやすい」とはいえず、大半の人にとっては簡単に手を出せないでしょう。そうした人にとっては、性能の一部が低くても充分に使えるPixel Foldのほうが中古端末だからこそ手を出しやすいと思います。
Pixel FoldはGoogle store・ドコモ・au・ソフトバンクで現在販売されておらず、購入する場合は中古スマホ販売店での購入となるでしょう。
今回の内容を参考にご自身にどちらがあっているのか検討してみてください。