この記事では、iCracked Storeが修理時に防水性能を維持させるために取り組んでいる防水検査についてご紹介いたします。

防水という言葉を聞くと水に入れても大丈夫と思われがちですが、実際はそうではありません。

誤って水に落としたり、雨の中を歩いているとき、キッチン、バスルームなど、水のリスクがある場所でスマートフォンを使用する際の故障の可能性を軽減できると言われています。

軽減できるという言葉があるように、完璧に水濡れを防ぐというわけではなく、防水性能は新品時からずっと維持できるものでもありません。

スマートフォンの防水機能が低下する理由

スマートフォンの防水性能が落ちる原因はいくつかあります。

スマートフォンを落としたり、強い衝撃を受けたりすると、ケースやフレームに微細な亀裂が生じ、その衝撃でフレームが歪んでしまう可能性があります。

粘着性の低下：液晶または有機ELディスプレイとスマホ本体をくっつけているシールの粘着性が時間と共に低下します。

温度変化が激しい環境下では特に劣化がおこりやすいです。

非公式の修理店：正規のサービスプロバイダ以外で行われた修理は、防水性能の低下を招くことがあります。非公式の修理店では、元の防水基準に準拠した材料や手法が用いられない場合があります。

防水機能を備えたスマートフォンであっても、深い水中での使用や、海水、熱湯など、特定の状況下ではスマートフォンが損傷する可能性があります。

また、防水性能は永久的なものではなく、落下による衝撃などで緩むことがあり、定期的な点検や適切な使用が推奨されています。

iCrackedでは、修理時での防水性能低下を解消するために、修理後の防水検査を行っています。iCrackedでの防水検査の重要性とプロセスについて詳しくご紹介します。

大抵の人は、1度はスマートフォンを落としたことがあるでしょう。その際、画面にヒビ、フレームに凹みなど経験したことがあるのではないでしょうか。落下や衝撃によってスマートフォンが損傷するのは珍しくありませんが、水没や水濡れはスマートフォンにとって大きなリスクとなります。

現代の多くのスマートフォンは防水機能を備えていますが、修理を行うことでその防水性能が損なわれる可能性があり、修理後にスマートフォンの防水性能を確認することは非常に重要となります。

iCrackedの防水検査プロセス

iCrackedでは、最新の技術を用いた防水検査を実施しています。このプロセスは以下のステップで構成されます。

iCrackedの防水検査プロセス

事前診断: まず、修理前にスマートフォンの状態を詳細に確認します。この際、フレーム破損がないか、隙間が無いか等確認を行います。
修理: 修理スタッフがスマートフォンを修理する際、画面と本体をくっつけているシールを丁寧に取り除き、シールの粘着を強くさせる為、プライマーと呼ばれる溶剤を塗り、シールを丁寧に貼り付けます。
防水検査: 修理後、防水検査機を使用して防水検査を行います。この検査では、スマートフォンが製造元の防水基準を満たしているかを確認します

iCrackedでは、スマートフォンの防水性能を維持できるように以下の取組を行っています。

スマートフォンのディスプレイと本体をくっつけていた古いシールを綺麗に取り除き、新しいシールを貼り直します。

この作業は、スマートフォンの防水性能を維持するために重要なプロセスとなり、省略すると、防水性能の悪化を招く原因になります。

iCrackedでは、シールの貼り直しにお金をいただく事はありません。正規修理、非正規修理のiPhone修理においてもシールの貼り直しを標準で行っています。

iCrackedでは修理の際、特別な器具を用いて修理を行います。こちらの器具は、スマートフォンのフレームを傷めずディスプレイの開ける事に使用しています。

こちらの器具は、新しいシールがスマートフォンのディスプレイと本体にしっかり圧着できるようなプレス機となっています。

新しいシールを張り直すだけでは、防水性能を維持することが難しく、しっかりとした専用のツールにより防水性能を維持できるように取り組んでいます。

iCrackedでは修理前と修理後で上の写真の防水検査機を使って、防水性に問題ないか確認を徹底しています。

iCrackedでの防水検査はA,B,C,Dの判定ランクがあります。

A~Dの判定からどのようなことが分かるのかは次の写真をご覧ください。

新品時など状態が新しいスマートフォンほどAに近い傾向があります。

目に見える形で防水性能が確認出来る事は、修理に来られる人からしても安心につながる事が多いと感じています。

修理後の防水性能が低下（「A→B」、「B→D」のように修理後の測定結果が低い場合）の際は、シールの貼り直しや再度圧着を行い、改善を試みます。

しかしながら、端末の状態によっては防水性能の低下がどうしても避けられない場合があります。

修理後の防水性能が低下してしまい改善できない場合は、以下の補償額を修理代金から減額する取り組みも行っています。

防水性能低下時の補償額

機種の名前	補償額(税込)	補償の対象とならない修理
Android	5,500円	補償の対象とならない修理非正規店での修理履歴があり非正規部品が使用されている場合。
iPhone (IRP純正部品)	3,300円	補償の対象とならない修理他店で交換した非正規ディスプレイが取り付けられている場合。 (純正ディスプレイへ交換する場合は補償の対象となります)
iPhone (互換バッテリー)	今なら全額返金！ 3,300円	補償の対象とならない修理互換部品を使用する修理は「バッテリー交換のみ」が補償対象で、その他部品を使用する修理は補償の対象外となります。他店で交換した非正規ディスプレイが取り付けられている場合は、その品質が担保できないため「バッテリー交換のみ」についても保証の対象外となります。