GooglePixelシリーズの防水レベルを紹介

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今回は、GooglePixelの防水性能について詳しく見ていきたいと思います。後半には機種ごとの防水レベルも紹介していますので、是非ご覧ください。

防水性能とは

防水性能とは製品外部からの、水の侵入に対する保護等級のことです。 製品が耐える事が出来ない水の勢いや侵入する範囲によって、端末の防水レベルが変わります。

「IP」とは...

IP(International Protection)コードと呼ばれるものです。

2003年に国際電気標準会議(IEC)によって定められた、電気製品の防水・防塵性能を表す規格。「電気製品の」と述べたように、IPコード携帯電話以外にも身のまわりの電子機器に幅広く使われています。

「IP○○」はどんな意味?

例えば...Pixel7のレベルは「IP68」です。

IPコードは「IP」の文字の後ろに2つの数字が続き、前の数字が防塵性能の等級、後ろの数字が防水性能の等級を表しています。

「IP」コードのうち、防滴と防水に対する保護等級のことを「IPX」と呼びます。防水性能のない「IPX0」から厳しい条件下でも保護される「IPX8」まで9段階の等級があり、IPXに続く数字が大きくなるほど、防水性能が高いことを示しています。

「IP68」と書かれていた場合、その製品は6級の防塵性能と8級の防水性能を備えていることを示します。

空気中に浮かぶ綿ぼこり、粉ぼこりのような細かいちりであってもスマートフォン内部に入ることがないという高い等級です。

GooglePixelの防水レベル

では、GooglePixelシリーズの防水レベルを見ていきましょう。

【IP68】
保護等級:IEC 規格 60529 に基づく IP68 等級に適合
防水性能:水深 2 m まで、最長 30 分間、防水機能を維持
機種:Pixel(3/3XL・4/4XL・5・6/6Pro・7/7Pro・8/8Pro)

【IP67】
保護等級:IEC 規格 60529 に基づく IP67 等級に適合
防水性能:水深 1 m まで、最長 30 分間、防水機能を維持
機種:Pixel(5a・6a・7a)

【防水性能無し】
機種:Pixel(3a・3aXL・4a・4a5G)

日常において水濡れする原因は沢山あります。

その中でも特に水濡れが多い3つの場面をご紹介します。

【お風呂】

普段からスマートフォンをお風呂に持ち込んで、使用する方も多いと思います。たとえ防水性能を備えていたとしても、お風呂で使用する際は注意が必要です。

(お風呂でスマートフォンを使用するリスク)

防水性能が備わっていると言っても、完全防水ではありません。

イヤホンジャックや給電用の端子部分が空いている構造の場合は、スマホが浸水して故障する恐れがあります。

手からスマートフォンをお風呂の中に落としてしまった場合は、端子部などに蓋がついているタイプのスマートフォンでも細かな隙間から水が入ってしまう可能性もあり水没に繋がる事になります。

また、お湯に落としたりしなかったとしても、浴室内の蒸気や湿気がスマホ内部に侵入し悪影響を与える恐れもあります。

【海・川】

海や川へ遊びに行くときは、カメラ代わりにスマートフォンを持っていく方も多くいらっしゃると思います。しかし、機能性など優れていたとしても、水辺でのスマホの使用には十分な注意が必要です。

海や川でスマートフォンを使用するリスク

塩分が含まれている海水は、スマホ内に入り込むと内部の基板などに損傷を与えやすく、故障の原因に繋がります。

海辺では太陽の下でスマートフォンを使うことが多くなると思いますが、長時間放置してしまうとスマートフォンが過熱してしまい充電が遅くなったり、パフォーマンスが低下する恐れがあります。

そして見落としがちなのが、浜辺の砂も要注意です。スマートフォンを砂浜に落としてしまうと、スピーカーやマイク、充電口、イヤフォンジャックなどに砂が入り込んでしまうこともあり、動作不良を引き起こすことがあります。

【雨】

梅雨や季節の変わり目に多い雨の中、何気なくスマートフォンえお使用する方も多いと思います。ですが、雨であっても水滴には変わり有りません。

雨の中でスマートフォンを使用するリスク

スマートフォンには隙間が多く、水が入り込みやすい場所が多数あります。

小雨だからといってスマートフォンを使っていると、突然調子が悪くなったりすることもあります。最悪電源が入らなくなってしまいデータを取り出すことが出来ない、なんてこともあり得ます。

また、ポケットに入れてる状態でも水没してしまう可能性があるため、カバンなどの水に濡れないところに入れておく方が良いと言えます。

スマートフォン水没時のNG行為と対処方法

スマートフォンの故障のなかでも、しばしば見られるのが水没が原因で故障してしまっているものです。

お風呂やトイレに落としてしまったり、服のポケットに入れたまま気付かず、そのまま洗濯してしまうといった事故があります。

【水没時のNG行為】

1)電源を入れたままにする

スマートフォンの中には、心臓である基板が搭載されています。基板に電流を流すことで、さまざまな機能が使えるようになるのですが、水は電気を通すので基板に水分が付いていた場合、ショートしてしまう可能性が非常に高いです。

仮にすぐ基板がショートしなくても、水分が内部に入ってしまっている状態で使用すると、基板に付いている部品が壊れてしまう可能性があります。

2)充電器につなぐ

スマートフォンに電源を入れるのと同じく、ショートしてしまう原因になります。水没してしまった際にスマートフォンの充電が無くても、充電器には繋がないようにしてください。

3)スマートフォンを振る

水滴を出そうとしてスマートフォンを振ったり、叩いたりした際に内部の部品の破損や、水没がより深刻化してしまう可能性があります。

4)ドライヤーの風を当てる

スマートフォンは精密機械になりますので、熱に弱い傾向にあります。ドライヤーの風は温度が高く、乾いたとしても基板の故障に繋がってしまいます。

【水没時の対処方法】

1)スマートフォンの電源を消す

スマートフォンの電源は通常オンになっている状態ですが、水没から救出したスマホはすぐに電源をオフにしてください。

反対に、電源オフの状態で水没してしまった場合は、絶対に電源は入れないようにしてください。スマホの内部に水分が入っていた場合、電源を入れたままにしていると基板がショートしてしまう可能性があります。

また、水没しても使えるからといってそのまま使い続けていると、突然操作できなくなったり、データが消えてしまったりするおそれがあります。

2)水分を拭き取る

スマートフォン表面の水分だけでなく、イヤホンジャックや充電器の差込口なども丁寧にふき取ってください。

また、水滴を飛ばそうとスマートフォンを振るのはやめてください。

水没した状態でスマートフォンを振ってしまうと、スマホの表面だけでなく内部にまで水分が入ってしまうおそれがあります。

3)SIMトレー、SDカードスロットを取り出す

本体の水分を拭き取ったあと、SIMトレーやSDカードスロットを取り出してください。SIMカードやSDカードが濡れたままだと、金属部分が腐食して使えなくなる恐れがあるため、取り出したカードも拭き取ってください。

4)乾燥させる

乾燥させる際に、ドライヤーの風を当てるのではなく風通しの良い場所で自然乾燥させます。その他に、電源を切ったまま乾燥剤といっしょに約2日密閉して放置すると乾燥できるといわれています。

5)バックアップを取る

水没した後、しばらくは正常に動作していたのに、急に電源が入らなくなったり、正常に動作しなくなったりするなど、時間が経過してから故障するケースがあります。なのでバックアップを取っておくと安心です。

最後に

今回はGooglePixelの防水性能や、水没した際の対処方法を紹介しましたが、水没はしないに越したことはないので気を付けてスマートフォンを使用しましょう!

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