本格的な夏になってきましたね。
さて、皆様は夏場にスマホが高温になった経験はありませんか?
気が付いたら触れないほど熱くなり、焦って相談に来られる方もいらっしゃいます。
スマホの発熱にはいくつの原因がありますが、すべてが端末の故障や劣化によるものではありません。
今回はなぜスマホが高温になるのか、原因と対処法を調べてみました。
夏になると端末が熱くなる?
端末が熱をもつことは正常
はじめに、スマートフォンは異常がなくても発熱するしくみになっています。
アプリケーションを動かすために、CPUというパーツが働くことによって熱が発生します。どのスマートフォンでも起こる現象であり、あなのスマートフォンが故障しているわけではありません。
最近では、ゲームアプリのグラフィック向上や多人数のオンライン対戦採用、動画配信アプリの高画質対応で処理に必要なデータが増えてきていますので発熱量が増えることも避けては通れません。
スマートフォンの寿命は4~5年
スマートフォンを長く使い続けて熱くなってきた場合は”寿命”かと思われる方もいるでしょうが、単純な経年劣化のみでは異常な発熱は考えにくいです。
差はありますが、おおよそ4~5年程度がスマートフォンの寿命だと言われています。
余談ですが、2022年の秋に公開される「iOS16」ではiPhoneSE~iPhone7までの機種が非対応になりました。寿命の定義がOSのサポートが終了するまでとするならばiPhoneSE(第一世代)は6年半も使用できたということになりますので、iPhoneは寿命が長いのかもしれません。
熱くなる原因は?
負荷が多くなるほど熱くなる
端末が熱を持つことは正常だと言いましたが、稀に触れないほど熱くなることもあります。
まずは、負荷が大きいアプリを長時間操作したときです。スマートフォンは発熱に対しての排熱機能が付いていないので、自然に端末から熱を放出するしかありませんのでに時間がかかってしまいます。
つまり、アプリを長時間操作すると排熱が追い付かず、中に熱がこもってしまい高温になることがあります。
本体へのダメージによる異常発熱
本体に水没や大きな落下衝撃があった端末にも異常な発熱が起こる場合があります。スマートフォン内部の基盤部分に損傷があれば、正常な動きが出来なくなるためCPUなどが高温になることがあります。
iPhoneの場合、端末の右側が熱くなれば上記のことが原因で基盤部分に発熱が起きている可能性があります。
熱くならないための対処法
再起動などでリフレッシュをする
スマートフォンには、過去開いていたアプリやネットで閲覧した情報などを一時保存しておく機能が備わっています。情報が蓄積していくと、多くの処理が必要となりますので、結果CPUが発熱が起こります。
再起動で一度リフレッシュをするか、最適化アプリをダウンロードして試してみるのもいいでしょう。
充電しながら操作はしない
充電しながら操作をすると、充電にかかる負荷と操作の負荷が同時にかかり、特にバッテリーが熱くなりやすいです。また、バッテリーは高温に弱いので劣化を進める原因にもなります。
省電力モードを活用する
最近のスマートフォンには省電力モードが備わっています。電力消費を抑えることでCPUにかかる負荷を減らし、高温化を防ぐことが期待できます。
iPhoneにも「低電力モード」があり、バッテリー残量が低いときにはオンにできますが、充電をすると自動で解除されてしまいます。
そこで”ショートカット”というアプリを使って常にオンにすることが可能なので、その方法を紹介します。
低電力モード常時オンの方法
- ”ショートカットアプリ”を開いてオートメーションから”個人用のオートメーションを作成”
- 新規オートメーションの低電力モードをタップ、オフ時を選択し次へ
- アクションを追加をタップし、低電力モードを設定をタップ
- 低電力モードを”オン”に”変更”にし次へ
- 実行の前に尋ねるをオフにする
まとめ:適切に対処して端末を長持ちさせよう
いかがでしたでしょうか?
電子機器は高温に弱く、特にスマートフォンは排熱機能を備えていないため、使用者側で適切に対処しなければいけません。
これから夏にかけて猛暑の日もあり気温も高くなり、端末も自然に熱くなるので、今回紹介した対策をして端末を劣化から守り、スマートフォンを長持ちさせましょう。